2012年8月13日月曜日

散歩をしながら



毛皮をまとったイヌ達、 熱帯夜もぶり返して朝から暑いのになんで散歩を嫌がらないんでしょう...  行く気満々です。

散歩により私もいろいろ見たり感じる事もあるので刺激を受けていることは確かです。だって、普段は点と点の移動でしかありませんから。イヌという動物が散歩をしない生き物だったらミンモやデデとの暮らしは今より味気ないだろうとも思います。随分と前に私の住むこの界隈でイヌとブタとで散歩している人が居ると聞いたことがありますが、残念なことにその楽しそうな場面に私は遭遇したことはありません。出没すると聞く辺りは何度もうろついてはいるのですが、時間帯が違うのでしょうか。ただ最近見掛けたという噂を聞かなくなったのでそのブタさん、とても気になる... 



イヌ達が喜ぶとは言え、夏散歩は正直楽ではありません。私としては朝っぱらから眩しいお天道さんの陽を浴びて汗をかくのは一日の始めとしては真っ平御免、その後の一日が超不機嫌にもなってしまいます。夜明け前に散歩を済ませれば楽でしょうがそれではあまりにもつまらない。なので明るくなってから日陰伝いにただひたすら歩く。イヌ達もハカハカしないけど、写真を撮るとどれもこれも暗いというか平べったい。


ここも涼しそうなので歩きたいけど...

また上ることを考えると...
わざわざ汗をかくことはしたくないので、イヌ達には諦めてもらいましょう。ここら辺は普通に散歩をしていても坂の上り下りは避けて通れないので、これ以上はもう嫌です。
かつてミンモの膝の手術後に坂道では散歩させないようにと言われ、なんでぃ、どこも歩けないじゃん...と困りました。坂道ではミンモを抱っこしてなんて気はさらさらありません。ならばプールがよかろうと、暫くの間は週に2回は通ったこともありましたっけ。


夏の朝の散歩コースは緑が多く、他の所よりは涼しい本門寺周辺です。車が殆ど通らないエリアなので道のど真ん中を歩きます。今の季節、木陰のじっとりした道端には気持ち悪いヒルとかがいますから。そうしたらいつの間にかマンホールの蓋にミンモは大も小もするようになってしまいました。大きいのは蓋の穴を目掛けて上手に落としてくれるもんだから軟い時は回収するのがもう大変。雨が洗い落としてくれるのを祈るしかありません。

一方、デデはそんな事はしません。外ではこだわりなく尿意便意の赴くままに何処でも突然やっちゃいます。なので片側3車線もあるような大通りの横断歩道なんかをデデと渡ったことは殆ど無いかも。
でも、その "おもむくまま"  が彼のこだわりなのかもしれません。ミンモ、デデ、それぞれです。

ヒトもそれぞれ。

世の中には朝からじゃんじゃん汗をかきまくりたいヒト達もいるわけで、この緑が多く、アップダウンのあるこの地区にやって来ます。それも、みんな思い思いの流儀で走ったり、歩いたり、ストレッチしたりと様々です。今までもこれからも、私には絶対身につかない習慣ですが、その姿は個性的なのでそれを見るのが私は好きです。


春ぐらいから散歩に出る度会いたいなぁと期待する男の人がいます。でも、一言も口をきいたことはありません。梅雨が明けてもう1ヶ月近く、散歩の時間帯がずれてしまったらしくずっと会えずじまい。会うというよりただ様子を眺めるだけで十分なのですが。
その男の人はいつも2本のストックを突いてただ黙々と歩きます。その姿は禁欲的過ぎて感心させられると同時に私は興味津々。だって背中に赤ん坊を背負っているんですから。かなり厳しい表情でガツガツ歩いてますが、赤子はすやすや寝てる。
イヌ達はといえば遥か上空の赤ん坊には全く気付かないし、ストックにも興味示さず。彼等はおっさんや爺さんが大好きなので、釣り竿やら杖やらを見慣れているせいか棒状の物には反応しないみたい。
この殿方、にわか仕立ての朝ウォーカーでもなさそうで、少なくとも1年前にはその子は居なかったはず...   そこで私は想像するのです。それまではイモでも背負って歩いていたのではなかろうかと。そして、汗まみれのイモはどんなザマになるのか...   そのイモを料理する時は塩はいらなくなるのか...   それがダイコンならばタクアンになるのか...   とか。
で、ウエイトとなっている赤ん坊は当然日々成長してデカクなるわけで、いつまで彼は背負い続けることができるのか知りたくもなります。今頃赤子はどんだけ重くなって、あの人の表情はどんだけ険しくなってるんだろうとか思ってみたり、また、お見受けしたところかなりのトレーニングフェチらしいので、いよいよ背負えなくなったら赤子を使ってどんな手段を講じるだろうかと想像すると益々会いたくなります。

そんな素敵な出会いがあるのもイヌ達と散歩ができるから。
ちょっと涼しい時間帯の、ちょっと涼しいコースで、何の役にも立たん事がチラッと頭をよぎるひと時です。
もちろん散歩はイヌ達とのコミュニケーションを取るためで、夢想し過ぎてあんまりボケッとしているとろくな事になりませんが、チョットぐらいは良いでしょう。


そんな散歩も家に着く頃には陽射しも強くなり、この時点ではいつもニヤケてるイヌ。


散歩で出した大きいのを始末して外の水撒きをしている間、玄関で涼むイヌ達。もちろん扇風機が回っていますよ。
彼等にはこの後、風呂、飯、寝るが待っています。


   
 

2 件のコメント :

  1. あれ?今年のホルスタイン袋はやや小さめですか?
    夏のお散歩は、ワン達も飼い主も大変ですよね。
    ウチの界隈では名物ブタさん(?)も興味をそそられる
    殿方もおりませんので、ちっとも楽しくありません。
    もずくも "おもむくまま" 派です。
    住宅街の狭い路地を散歩コースにしてるので
    道のド真ん中で、、は茶飯事です。
    何度、車の運転手さんに頭を下げて謝ったことか‥
    もし我が家の近くに大通りを縦断する横断歩道があったら
    間違いなく回避です。

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  2. ♪♪ui さんへ♪♪

    ホルスタインは一年経って加齢により貧乳になりました(笑)
    後1ヶ月は間違えなく暑い。
    辛いけど、なんか楽しいこと無理矢理見つけないとやってられまへん。
    道のど真ん中... 
    もずくちゃんも小さいからヒョイってすぐ抱き上げられるだろうけど、出かかったらやっぱり応援しちゃいますよね。
    車には待ってもらいましょう。
    出かかった物は止められない。
    それくらい運転手も知っているはず。

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