2012年8月30日木曜日

夏のリンゴ、強情なイヌ





リンゴは冬食べる物。暖房の入ってない凍り付くような部屋に置いておく物。

ミカンも冬の果物だと思いますが、あの冷凍ミカンというやつは子供の頃から夏でも列車の旅のお伴でした。
初めてリンゴを夏場に食べたのはいつだったか...  冷蔵庫に入った冷えたリンゴ。旨い不味い以前にとても不思議な感覚。
また、これはいつからなのか、リンゴを切っても塩水に浸けなくなりました。今のリンゴは酸味が弱いので、すぐ茶色く変色しません。酸化する速度が緩やかなんですって。

イヌ達はリンゴが大好きです。


もちろん他の果物も、というより何でも食べちゃうのですが。彼等にも食後にスッキリ感をなんて思い、必ずではありませんが果物をちょこっとあげています。
夏場は旬の果物が多いので味わえる種類は豊富です。逆に冬はリンゴばかりと言って良いほど与えていたもんだから、それがないとミンモは一通り食べ終えた気にならなくなってしまったみたい。他の果物を食べても最後にはリンゴにありつけると信じてる。リンゴ以外のもので締めくくると、その後いくらでも餌場で待っています。




2時間後くらいにようやく他の所に移動することもありますが、私が流しに立つとまたやって来ます。

デデはそんなことはせず、冷蔵庫からブツが出てくるまで好きな所でだらだらしています。ただ、ミンモにカメラを向けると必ず一度はやって来てミンモの前にでぇ〜ん。カメラ嫌いなくせして割って入っちゃう。




暫くして何も無いと分かるとデデは寝床へ戻って行き、またミンモの孤独な戦いが始まります。

むすっとした表情ですが、まだかな...   まだかな?  まだかな♪  ってずぅ〜っと期待しているんでしょうね。
で、深呼吸もしてみたりして。



しつこさに関してはミンモはウルトラ級のコマッタちゃんです。
おもちゃをテーブルとかミンモの届かない所に置いておくといつまでもその前に座っているかピョッコピョッコ飛び跳ねるので完全に隠さなければなりません。
みんなで出かけて夜帰って来る時はイヌ達の晩ご飯は家に帰って来てからがいつものパターン。夏休みに遊びに行ったぼすとんハウスからは暑い時間帯の移動と渋滞を避けて夜中家に戻りました。今回は例外で道中長いから夕刻ぼすとんハウスにて晩ご飯。当然家に戻っても晩ご飯は出やしません。ご褒美程度の物をあげてそれで終わり。なのにミンモったらずっと流しの前にへばり付いて、晩ご飯が出て来ると信じていたわけです。
ちっ、またこれだよぉ〜と思いつつシカト作戦で私はさっさと寝たのですが、なんとも強情なこのイヌは一晩中そこに居ましたよ。
確かにイヌ達は用を足す事、水を飲む事、好きな所でごろ寝をする事以外は自分の意志だけでは何もできません。飢えていてもご飯の用意ができるわけでもなく、暇を持て余していても勝手に散歩にも行けないしねぇ。期待して待っているしかないのです。
とっても必死なんでしょうけど、ミンモのちょっと崩れた顔のパーツのせいでちっとも真剣そうに見えません。美しさとはかけ離れていますが、彼は間抜けでチャーミングなパーツを持っているのですよ。


イヌもヒトと同じで、歳を重ねるにつれその性格が強く出てくるらしい、私も強情ならミンモも強情。また、7〜8歳で反抗期もやってくるらしい。そう遠くはない将来なのでどうなることやら。きっと意地の張り合いになるでしょう。
もちろん私は負けませんけどね。

   
 

2012年8月22日水曜日

移動水泳教室と身体検査



まず、前回に紹介したLifeにゃんずさんで保護されていたボストンテリアのボス美ちゃんは素敵なご家庭に行くことが決まりました。他のコ達にもどしどし里親さんが見つかってくれると共に、東北では人が生きるので精一杯という厳しい状況が続く中、この様な境遇に身を置くコ達と置かせなければならない人達がこれ以上増えないで欲しいと切に願います。







夏休みはプールをひっ担いでぼすとんハウスに遊びに行ってきました。
ビチョビチョの姿がペンギンみたいな白黒ぶん太とひなな。そして、プチブラより毛を短く刈られたブリュッセルグリフォンのもん次郎。

この目力坊やは最近  "仲代さん" とか  "達矢さん" とかってみんなから呼ばれてます。目力は強烈ですが、心はとってもシャイboy。

うちのイヌ達はお湯の風呂にはいくらでも浸かっているくせして、プールからはすぐ出ちゃうのですが、とても楽しんでましたよ。

プールに投げ込むおもちゃが全部破壊され尽くしたところで部活は水泳部からレスリング部にもなりました。

最後はカズさんがみんなの三助さんをしてくれてプールは終了。
次はどんな部活になるか楽しみです。
しかし、ハウス地方の蚊はもの凄く毒素が強い。トコさんが必死こいて虫除けをしていた理由を後で思い知らされました。が、一説によると蚊以外の別の種類の虫ではないかとも言われています...ギョッ
私は帰って2日間クスリ漬けでスースーしていました。



いぬ広場でもそうですが、同じ犬種のワンコが居るとどうしても色んな部位を見比べたくなる。で、うちのはねぇここがこうなんだぜ〜ぃなんて見せたくなる。
トコさんがミンモをいじくり回して入念にチェックしてたらミンモの後ろ足の肉球見てびっくり。足低球(後ろ足のデカイ真ん中の肉球)の形が変ですって。
ぷっくり足低球の両脇にエンドウ豆みたいなイボ? 
当然イヌの肉球はそうだと思ってましたが自信がなかったので、その後すぐデデやぶん太のも確認しましたよ。で、概ねこんな形。大きな中央の肉球は三角のおむすび形だというイメージが強いのでしょうか、でも本当はこんな形をしています。とか言って違ったりして...  皆さん確かめてみて下さいね。
因に、イヌの水かきは? 足裏の無駄毛は肉球保護のつもりで処理していませんので見辛いかも...
両脇の指の間にはあって、真ん中にはありません。中指達はハート♡です。これも他のコ達と同じなんだろか。
前足はいつか気が向いたら見てみることにします。

   
 

2012年8月14日火曜日

行き場をなくしたペット達、お願い





この写真の犬達は新しい家族を探しています。

有志で保護、里親探し活動をされているLife にゃんずさんのブログではこの犬達が紹介されています。猫も保護していますが、犬は主に被災犬です。
7月下旬、ここに栃木のブリーダー崩壊に因って保護犬達が新しく加わりました。福島第一原発事故の影響で廃業に追い込まれたとのこと。確かに隣接する栃木県には風向きによっては線量を記録する地域も...  は事実ですが、栃木全体というイメージとなって払拭されないのでしょうか。
その中に1頭ボストンテリアの女のコが居ます。今回の栃木組の犬達の殆どはチワワなんですけど、このボストンはブリーダーさんのペット的な存在だったようです。
栃木のコ達のくだりはここから。
Life にゃんずブログ:「チワワの森美術館」
余談ですが、保護犬達のネーミングに惹かれました。いかにも仮の名前という感じで、早く正式な飼い主に出会って幸せになって欲しいという希望がにじみ出ています。
以前一時預かりをされた方のブログも合わせて読むと性格の穏やかなボストンというのが分かります。
Over The Rainbow  保護犬ぷち預かり日記:「ボストンテリアのボスミ」
なんて可愛いのかしら〜と懲りずにホゲッと眺めていましたが、正気に戻ってここでもお写真で紹介させて戴きます。
ボス美さんです。
スイッチONして勢いよくハジケまくるボストンに慣れていなくても里親OKだと思います。お散歩でもちゃんとツイテ歩くそうです。
これならば里親はすぐ見つかるねと、野犬広場仲間で同じく野犬ボストン飼いのトコさんと心配しながらも盛り上がっていました。しかし、チワワの森ではハゲ男くんを残して他のチワワ達は既に卒業しているのですが、ボス美さんは未だ希望者ゼロなのだそうです。

以下、ボス美さんについてLifeにゃんずさんからのコメントを転記します。
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とにかく人大好き甘えん坊なので家族のある方を希望します。
それと我が家では手作りプラスドライフードを与えているのでこのまま手作り食を与えてくれる方も希望します。
とにかく食欲旺盛のためフレンチといつもけんかしていますが、大喧嘩にはなりません。
これがフレンチ同士だと血を見る争いになりますが、この子はそこは頭がいいのかもしれません。
トイレの失敗は一度もありません。
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かなり飼い易すそうなコです。とは言え、やっぱりボストンテリアは遊ぶのが大好き。小型犬ですが、アウトドアでエネルギッシュに楽しく一緒に過ごすにはもってこいの犬種です。彼女はまだ5歳ですから元気に遊ぶことでしょう。

あまりにも可愛いので想像の中でミンモと遊ばせてみたりもしましたよ... 

「ボス美ちゃん、勝手に野犬広場」
もちろん他の保護犬達もとても気になります。幸せになれるよう少しでも力になれたらと思います。他の保護活動をしているところと同じ状況で、これからも受け入れなければならないわんこ達がたくさん控えているのです。
これを読んだ方、Life にゃんずさんも快く承諾して下さったので、宜しければLife にゃんずさんのブログの転載並びに里親を考えられている身近な方への情報提供等をお願いします。

ペットの里親募集の件数はリーマンショック以降減る兆しはありませんでした。それまでは、春の移動の時期や年末にぐんと増えて、その後徐々に減っていった感がありました。今では東日本大震災、福島の原発事故に因りその数は更に増えてしまいました。
散歩中やいぬ広場でも震災後間もなく里親になられた方、そして最近になっても被災犬の里親になったばかりの方も見掛けます。
あれから、1年と5ヶ月。未だ犬達を手放す例が後を絶たないのが現状です。
確かに福島の事故については依然として危険な状態を脱していないと思います。なのにこれに関してまともに総括すらされぬまま、あちらこちらで原発再稼働推進の動きが露骨なのはいったいどういうことか。

   
 

2012年8月13日月曜日

散歩をしながら



毛皮をまとったイヌ達、 熱帯夜もぶり返して朝から暑いのになんで散歩を嫌がらないんでしょう...  行く気満々です。

散歩により私もいろいろ見たり感じる事もあるので刺激を受けていることは確かです。だって、普段は点と点の移動でしかありませんから。イヌという動物が散歩をしない生き物だったらミンモやデデとの暮らしは今より味気ないだろうとも思います。随分と前に私の住むこの界隈でイヌとブタとで散歩している人が居ると聞いたことがありますが、残念なことにその楽しそうな場面に私は遭遇したことはありません。出没すると聞く辺りは何度もうろついてはいるのですが、時間帯が違うのでしょうか。ただ最近見掛けたという噂を聞かなくなったのでそのブタさん、とても気になる... 



イヌ達が喜ぶとは言え、夏散歩は正直楽ではありません。私としては朝っぱらから眩しいお天道さんの陽を浴びて汗をかくのは一日の始めとしては真っ平御免、その後の一日が超不機嫌にもなってしまいます。夜明け前に散歩を済ませれば楽でしょうがそれではあまりにもつまらない。なので明るくなってから日陰伝いにただひたすら歩く。イヌ達もハカハカしないけど、写真を撮るとどれもこれも暗いというか平べったい。


ここも涼しそうなので歩きたいけど...

また上ることを考えると...
わざわざ汗をかくことはしたくないので、イヌ達には諦めてもらいましょう。ここら辺は普通に散歩をしていても坂の上り下りは避けて通れないので、これ以上はもう嫌です。
かつてミンモの膝の手術後に坂道では散歩させないようにと言われ、なんでぃ、どこも歩けないじゃん...と困りました。坂道ではミンモを抱っこしてなんて気はさらさらありません。ならばプールがよかろうと、暫くの間は週に2回は通ったこともありましたっけ。


夏の朝の散歩コースは緑が多く、他の所よりは涼しい本門寺周辺です。車が殆ど通らないエリアなので道のど真ん中を歩きます。今の季節、木陰のじっとりした道端には気持ち悪いヒルとかがいますから。そうしたらいつの間にかマンホールの蓋にミンモは大も小もするようになってしまいました。大きいのは蓋の穴を目掛けて上手に落としてくれるもんだから軟い時は回収するのがもう大変。雨が洗い落としてくれるのを祈るしかありません。

一方、デデはそんな事はしません。外ではこだわりなく尿意便意の赴くままに何処でも突然やっちゃいます。なので片側3車線もあるような大通りの横断歩道なんかをデデと渡ったことは殆ど無いかも。
でも、その "おもむくまま"  が彼のこだわりなのかもしれません。ミンモ、デデ、それぞれです。

ヒトもそれぞれ。

世の中には朝からじゃんじゃん汗をかきまくりたいヒト達もいるわけで、この緑が多く、アップダウンのあるこの地区にやって来ます。それも、みんな思い思いの流儀で走ったり、歩いたり、ストレッチしたりと様々です。今までもこれからも、私には絶対身につかない習慣ですが、その姿は個性的なのでそれを見るのが私は好きです。


春ぐらいから散歩に出る度会いたいなぁと期待する男の人がいます。でも、一言も口をきいたことはありません。梅雨が明けてもう1ヶ月近く、散歩の時間帯がずれてしまったらしくずっと会えずじまい。会うというよりただ様子を眺めるだけで十分なのですが。
その男の人はいつも2本のストックを突いてただ黙々と歩きます。その姿は禁欲的過ぎて感心させられると同時に私は興味津々。だって背中に赤ん坊を背負っているんですから。かなり厳しい表情でガツガツ歩いてますが、赤子はすやすや寝てる。
イヌ達はといえば遥か上空の赤ん坊には全く気付かないし、ストックにも興味示さず。彼等はおっさんや爺さんが大好きなので、釣り竿やら杖やらを見慣れているせいか棒状の物には反応しないみたい。
この殿方、にわか仕立ての朝ウォーカーでもなさそうで、少なくとも1年前にはその子は居なかったはず...   そこで私は想像するのです。それまではイモでも背負って歩いていたのではなかろうかと。そして、汗まみれのイモはどんなザマになるのか...   そのイモを料理する時は塩はいらなくなるのか...   それがダイコンならばタクアンになるのか...   とか。
で、ウエイトとなっている赤ん坊は当然日々成長してデカクなるわけで、いつまで彼は背負い続けることができるのか知りたくもなります。今頃赤子はどんだけ重くなって、あの人の表情はどんだけ険しくなってるんだろうとか思ってみたり、また、お見受けしたところかなりのトレーニングフェチらしいので、いよいよ背負えなくなったら赤子を使ってどんな手段を講じるだろうかと想像すると益々会いたくなります。

そんな素敵な出会いがあるのもイヌ達と散歩ができるから。
ちょっと涼しい時間帯の、ちょっと涼しいコースで、何の役にも立たん事がチラッと頭をよぎるひと時です。
もちろん散歩はイヌ達とのコミュニケーションを取るためで、夢想し過ぎてあんまりボケッとしているとろくな事になりませんが、チョットぐらいは良いでしょう。


そんな散歩も家に着く頃には陽射しも強くなり、この時点ではいつもニヤケてるイヌ。


散歩で出した大きいのを始末して外の水撒きをしている間、玄関で涼むイヌ達。もちろん扇風機が回っていますよ。
彼等にはこの後、風呂、飯、寝るが待っています。


   
 

2012年8月4日土曜日

iPhoneカメラの謎、つづき




何がなるほどなるほどなんだか...

今さっき気付きました。買った時に付いていたレンズ側の保護フィルム....
4ヶ月以上もの間、外し忘れてました。これでようやくスッキリ。
記念すべきショットを2匹一緒に撮りたかったのに、ミンモは自分のおならの音にビックリして10分くらい前から何処か別の部屋で怯えています。残念。

   
 

iPhoneカメラの謎、ちょっとピンぼけ、かなりハミルトン風



登録はしていないけどinstagramをPCで覗きます。
フィルター加工をしてない画像もたくさん投稿されているけど、自分の撮るのとは何故か大違いです。
ちょっとピンぼけ  はキャパを意識しているわけでなく、老眼なのに近視の眼鏡を通して手元を見ている様な感じの写真しか撮れないということ。全く焦点が定まらない。ロバート・キャパはもちろん好きですよ。どんな場面を切り取っても伝える力を感じます。戦場と云う特殊な状況以外でもその姿勢は同じ。
ハミルトンはソフトフォーカスで知られるディヴィッド・ハミルトン。個人的には全く興味なし。で、なんかいつも摩周湖での写真みたい。


例えば...
このキリンみたいに首の長いコはドーベルのamorさくら。実はプロのマジシャンで、飼い主のカルロスさんとクローズドマジックショーをやっています。散歩の時もそこら辺の人達を集めてみんなを煙に巻いている。


お久しぶりのbobu。病院で偶然会いました。ヘルニアという爆弾を抱えて戦っています。早く以前の様に一緒に遊べるようにならないかしら。


写真はどれもこれも...   という感じです。



散髪をしに行ったので、終了後に看板犬balの記念写真を撮りました。
望みもしないのに何度撮っても重度のハミルトン。あ〜とうとうiPhone壊しちゃったと思ったら、レンズに水滴がびっしり。飼い主のチエさんが気付いてくれて、拭き取って撮り直したらなんと。
霧が晴れました。

私の携帯電話は鳴らないのでいつもおケツポケットに入れています。2時間ばかりどっぷり座って蒸れ蒸れの状態にしてしまったようです。そういえば今まで携帯電話を替えに行く度に"水に濡らしましたか?  電池が変色してますよ〜"   と言われていました。
携帯電話はポケットに入れてはダメなんですね。
そしてレンズは念のため拭きましょう。

拭いてみたもののピントは何処だという感じ。


で、ピントの件。ピントを合わせる方法をその後初めて知りました。
合わせたい所の画面をタッチするんだそうです。

なるほどなるほど