2013年11月24日日曜日

イヌとミカン




散歩では先ず本門寺の山を眺めるのですが、今年の紅葉は特にしょぼい気がします。まだ暖かいからなんでしょうか...



それでも、しょぼいまんま葉っぱはどんどん落ちてきます。この時期、山ではそこらじゅうで落ち葉の片付けのためにブロアーの音が鳴り響いています。でも、吹いても吹いてもすぐ落ちてくる葉っぱ達、この作業で後ろは振り向いてはいけないのだそうです。


で、我が家の草木がどうなっているのか気になったので、散歩の後、荒れ放題の庭へ。水やりの必要が無くなってからというもの、庭に出ることもしていませんでした。

今年は梅雨明けがあまりにも早く、梅雨時期にやるはずの剪定を怠けました。 夏は暑過ぎてとてもじゃないけど木に上れません... 不健康に茂り過ぎて風通しや日当りが悪かったせいか、残念なことに紅葉の代表格なはずのカエデ達はちっとも奇麗に色づかず、チリくしゃと茶色く貧乏ったらしくなっていました。
カエデと並んで鮮やかに色づくはずのヤマハゼもイマイチ。これはウルシの仲間なので有毒です。
うちにはもう1本ヤマハゼがあるのですが、放っておいたらどんどん大きくなって、剪定が大掛かりになってしまいました。ちょん切る枝の大きさも量も半端なく、その度に樹液にやられてしまっています。それでも紅葉が見たくて更に植えたのがこの株。こちらは毎年根元から切って何年経っても小さいまんまにしています。

これは、今年この庭で咲く最後の花、ホトトギス草。小学生の頃習っていた習字の先生の庭から株を分けてもらったのが、あっちこっちで咲いています。
ミンモと花は似合いませんね…

上を見上げると実が幾つか成っていました。今年は柑橘類のあたり年だったのか例年の倍以上です。

でも、きっと不味いのでしょう、うちの者達が食すのを見た覚えがない。私も一度も食べたことがないのです。今回はミカンを数個ゲットして家に入りましたが、そのまま食べたら顔が歪みそうで、どうやっつけたら良いものかアイディアも浮かばず、ちょうどデデが居たので彼の頭の大きさと比べてみました。
ミカンの径は5.5cm、温州みかんの規格だとSサイズです。
デデの頭はうちのミカンより大きいことが分かりました。3Lミカンよりちょい大きめの頭です。200gちょっとかな?   軽っ


このミカン、しばらく無造作に床に転がしていましたが、ボール型のおもちゃとも、大好きなフルーツだとも認識されなかったようです。やっぱり、いつも通りそのまんま木に成らせておけば良かったかも... と思いました。

   
 

2013年11月12日火曜日

広い海にも行きました




イヌ達と一緒に東京湾の隣へ。




ここには広い広い海ともりもりと木の生い茂る山があります。
一時間もあれば着く場所なので以前はしょっちゅう来ていましたが、2年程とんとご無沙汰。釣りや船遊びにミンモとデデを付き合わせ、思えばそれぞれの海デビューもこの相模湾でした。


今回の目的は友人を訪ねること。

実は、大した遠出ではないため気軽な気分でミミデデのごはんの用意をすっかり忘れました。持って出たのは散歩グッズとロングリード&ハーネス、タオルと着替えのみでした。ごはんがないとはつゆ知らず、よそ様のお宅訪問に喜び、我が家の如く寛ぎ放題のイヌ達。
このままシカトして私も一緒に寛ぎっ放しでいたかったのですが、楽しいお泊りでメシ抜きでは彼等にとってのそのおうちの印象も悪くなってしまいます。苦しみの腹ぺこ館はもう嫌だ、と脱走でもされたらまずいので、街までひとっ走りして食料とペットシーツは調達しました。どこに行こうが、何が出ようが、食欲は衰えないので斯様な事態でも楽ではあります。だからといって忘れて良いとはいきませんが、月を旅する訳でもあるまいし、食材はどこでも手に入るので身軽さの点では現地調達もアリかな、とも思いました。

食にはこだわりはないものの、こと寝床に関してはこだわりイヌのミンモは好きな場所を見つけて必ずそこで寝ます。彼にとっては寝心地だけでなく、その家の中での位置も重要らしい。このおうちにも大好きな場所があります。それは居間中央にドーンと置いてある超巨大なソファー。多分、みんなが必ず集まる家の中心にある部屋だからかな。それぞれ寝ているあっちの人もこっちの人も気になり、みんなの動きを把握できる場所に居れば安心なのでしょう。言い換えればみんなを監視している番犬かも。我が家にお客さんが泊る時も必ず居間で寝てるし... この日も夜中私の寝ている部屋から抜け出し、朝までその超巨大ソファーにぽっちり寝ていました。確か、以前お邪魔した時もここに居たはず。その時は同じく遊びに来ていた初対面のお客さんが寝ていたのに、そこに潜り込んで一緒に。


四六時中おしゃべりと飲み食いに夢中だったお出掛けでしたが、もちろんイヌ達もビーチで遊んだり、
山歩きでは、生まれて初めて見る木の電柱におしっこを引っ掛けたりもしました。
また、常に食べ物がどんどん出て来るおうちに戻れば、昼寝もせずイヌ達も張り切ってミーティングに参加もしました。


今回は2軒のおうちにお邪魔したのですが、印象的だったのはどちらでもイヌ達はその家で一番パワーを持つ家の主人にべったりとはり付いていたこと。私はスピリチュアルな分野には明るくないのですが、両家の主人は尋常でないポジティブなエネルギーを持っているのだそうで、それも関係してたのかな... やはりその場で誰につけば徳で安心なのかが分かるのでしょうか。終いにはその主人に寄り添い寝こけた挙げ句、大鼾をかいて我々全ての会話を掻き消してしまいました。今回会ったのはイヌは大好き、でも、ウンチとオシッコしなければ楽でイイのにな... と口を揃えて言う人ばかり。多分、あれからは鼾もそれに加えられたことでしょう。
でも、きっと彼等は  "おなら"  と云う秘密兵器をまだ知らない...



いつもイヌ達との楽しい散歩を頭に描きながらも、どうしたことか、私は近くに良い所があったことをすっかり忘れていました。ここは渋滞が無ければあっという間、またぷらっと来ちゃいましょう。