2013年5月24日金曜日

HOOVER ♪






白黒、黒、茶色いコ。

ご招待に与り、すずさんちに遊びに行きました。
先月すずさんとトコさんが拙宅に犬無しの単身で乗り込み、ミンモとデデを遊び倒してくれたので、今回はこちらの番です。このおウチにはボストンテリアのフーバーベッキー、パグちゃんのまるが暮らしています。以前から会いたいなぁと思っていたコ達です。

第一印象。とっても賑やか、見事なはしゃぎっぷりで忙しない。熱烈な歓迎ムードでおウチの中はムンムン ♪
勿論イヌ達も来客時には興奮しますが、ミンモが嬉しょんした時点でチ〜ン。デデもこの時の気まずい空気を察して連帯責任を取ります。良いのか悪いのか、嬉しょんのせいで彼等は落ち着くものの、やっちゃった時のために私は来客用にさらの靴下を常に何足か用意していなければならない。やられないよう散歩ついでに必ず外で客人に会い、おしっこも散々絞り出した上で臨むのですが、最近はみごと連敗。すずトコさんが来た時もやっちゃってたな...


で、粗相の無いコ達。
フーバーはちょっとの刺激で興奮するけど、直ぐ自らを落ち着かせようとするボストン。ずっと誰かを相手に興奮し続けることはせず、何度も毛布山に戻ってハムハム。取っ捕まえて遊んじゃおうとしても、スルスルってその場を離れて毛布と仲良しになっちゃうの繰り返し。つれないねぇ (笑)

とっても陽気なパグちゃん、黒い塊のまる。

ベッキーはコケティッシュな可愛いコ。赤い毛色もキュート。
まるを触るとベッキーが、ベッキーを構うとまるが必ずやって来る。なかなか1対1にはなれません。それも二匹して顔に突進してペロペロ (苦笑)  
同時に遊ぶには彼等はとてもとてもエネルギッシュなため、え〜い、まとめてかかって来いとはいきません。


茶色のコはこのおウチのコではなくて、トコさんちのもん次郎。前日まではボストンのひなながこの会にエントリーされていたのですが、スペシャルゲストが急遽決まり、もんじに変更となりました。その理由はスペシャルゲストを食い殺す恐れが大いにありとのこと... 
食い殺さないダイエット中のもんじは3月の花見で会った時よりスリムになったような気がしました。頑張れ〜

あやうく食われるかもしれなかったスペシャルゲストはアリさんちの葵ちゃんでした。白黒の狆はよく目にしますが、実物の白茶さんは初めて。以前、彼女はすずさんのブログに登場し、可愛い可愛いとトコさんと言い続けていたので、我々の夢をすずさんが叶えてくれたのです。当然みんなをメロメロにさせてくれました。




広間はふたつに仕切られていて...
振り向けば柵の向こうの住民犬達。彼等は宴の間には入れず、ずっとジト見。

宴の間で椅子に座ることができるのはお客様犬達。そうです、お客様は特別なのです。
大人しくって、まるで特殊な訓練を受けたかのように落ち着き払った葵ちゃんでしたが、食べ物の側ではパタパタしてましたよ。彼等は特別であると同時に食べさせては貰えない料理を間近に我慢もしなければなりません。




ふたつの会場に5頭の犬達。
あっちでもこっちでも遊び、そしてみんなで一緒にも遊び、盛り沢山に楽しませてもらいました。



始終おっとりニコニコで愛くるしい葵ちゃんですが、眠けと必死に戦う時の顔もとろけそうに可愛い♡ 長時間みんなにいじくり倒され、そりゃぁ疲れたことでしょう。終いには不安定なキャスター付き回転椅子の上でも熟睡してました。


で、hooverとの絡み。ずっと機をうかがっていたわけだけど、くたくたに疲れ果て抵抗できなくなったところをやっと捕らえて抱っこ。目的を果たし、私は大満足です。
みんな、また遊びましょうね。


   
 

2013年5月16日木曜日

猛犬連隊









私は5歳になるとピアノの稽古に通わされました。
教室は広い敷地に大っきなお屋敷のこれまた超デカイ部屋。2台のグランドピアノが小さく思えるほど広くて天井も高く、私の住んでいた家がすっぽり入るくらい。子供としてはかなり怖い場所でした。部屋はうす暗く静寂に包まれ、待ち時間はビビりまくっていました。怖いよ〜、先生早く来ないかな〜といつも思ったものです。その時間は私にはとてつもなく長く感じられました。先生はとても威厳のある人で、ある意味怖い存在でしたが、当時の私には生身の人間の方がまだ安心できました。
待ち時間はピアノ部屋に置いてある古びた漫画本を眺めるのですが、今思えばとても価値のある品々でした。活字のスタイルが古く、おまけに旧仮名遣いでちんぷんかんぷんだったのを覚えています。

例えば「フクちゃん」は、全く理解不可...
親しんでいた「サザエさん」もみんな顔付きが違うし、時代背景も私の知らぬ頃...
「のらくろ」は軍隊組織の階級呼称をまず理解していないし... 

ただ、「のらくろ」では登場人物が犬を始めいろいろな動物達なので親しみ易かったし、人物設定も見た目からして明快だったので、好んでそれを手にしていました。人の良さそうな、ずる賢そうな奴、お調子者、偉そうな者は如何にも偉そうで、下っ端は下っ端。のらくろが孤児で野良の出というのが子供心には少し陰りのある漫画でしたが、これが恐怖の待ち時間のお供でした。そして「のらくろ」にはピアノ教室でしか触れたことしかないので、私の中ではずっと  "のらくろ = 恐怖のピアノ教室" です。




5月に入って、ご近所ブル達と城南島で遊びました。
田河水泡の漫画「のらくろ」の主人公のモデルはボストンテリアとも云われています。なので、ミンモをのらくろだとするとこのコ達は猛犬連隊。猛犬なので敷地内にあるドッグランにはもちろん入れません  -___-;;



ももは風格からしてブル連隊長 。


ももの弟のこはくぱっと見では彼が居れば怖いもんナシ、のらくろにはそんなキャラってあるのかな... 
彼はアメリカンピットブルテリアを始め何種類かのブルが入ってる。更にブル系の何かを足せばショーティーブルっていうのになるらしい。調べてみたら戦車みたいながたいにフレブルの頭をポンと乗せたような感じでした。具体的には、もものボディーにbobuの頭。


思えばミンモに生まれて初めての犬相撲を指南してくれたbobu



renngeは猛犬子供会代表。



白くなりつつあるのらくろ



これだけちょっと異色... よその軍隊の回し者、山猿軍の下っ端二等兵。






遊び始める前の一幕、この時期にしては気温は低くて肌寒かったのですが、彼等はキンキンに冷えた氷水で喉を潤します。私はイヌ達に未だ氷水をサービスするまではしたことがない、ブルちゃん達のケアーって大変だとつくづく思います。
真夏はどこまで伸びるんだろか、それにしても長い
息が上がって声変わりするほど素晴しい走り込みを見せてくれた連隊長は、この日一番はじけていたかも。



ところで今回、renngeはブル姉弟と会うのは初めてだったはず。

ももちゃんに初対面の挨拶。

こはくにも。
なぜかここで、背後からこはくに奇襲するももちゃん。なぶられ者のこはくは黙って耐えます。

rennge、もう一度ガン飛ばして、  
こはくに抱きついちゃいまいた。愛の表現が赤面しちゃう程情熱的で、こはくがドン引き。
もちろんbobuも普段彼女に抱きつかれているわけで、自分よか遥かに大きくなるだろうrenngeに下敷きにされぬよう受身の訓練が必要ですね。
 




因に、デデの挨拶は下半身を差し出すこと
bobuとこはくは毛色が同じなので鼻が隠れてしまうと一瞬見分けがつきにくいです。
自ら寄って行くのでサービス精神が旺盛のように見えますが、相手がうっかりこの誘いに乗るとデデはぎゃっと襲いかかる... 本当はケチな山猿男。




黒くないのらくろミンモはブリブリよだれ爆弾で誰彼構わず攻撃します。誰も興味を示してくれないけど、おもちゃを咥えてるだけで勝ち誇った気分になれるので至ってご機嫌でした。

でも、側に居る時これはしないで欲しい。爆弾の被害者はカメラと私でした。特にお喋りしてる時は要注意で、口の中に飛んで来ることがよくある...   泥まみれのミンモのよだれが。




広い空の下での散歩は気持ち良いし、夕方6時過ぎでもまだ明るいです。この日はとても涼しかったのですが、あれから気温は上昇し続けています。写真の飛行機の下あたりに管理されたビーチがあるので是非遊びたいところですが、どうだろう、まだ行けるかなぁ。砂が冷めてるであろう早朝はそこには入れないし...
あ〜、水遊びしたい