2013年12月22日日曜日

年末の半日




今年は後10日も残ってないのですね...




一昨日の金曜日は午後から天気が崩れ、回復を待っていたら暗くて寒い散歩になってしまいました。暗い散歩は夏だけにしたいです。

12月も下旬、なんでもかんでも押せ押せだということに今になって焦りを感じ、一昨日20日の昼から家の作業をしてみることにしました。
確か先月だったか...はっきり覚えてないけど、ベランダ手摺の鉄骨の錆が気になって仕方ないから奇麗にしましょうとの神様 (部屋の壁のペンキを塗ってくれた) のお告げにより、錆落しを始めました。ももちゃん、琥珀達の飼い主さんである神様はベビーサンダーという道具を使って錆をバリバリ落としてくれました。で、作業に邪魔な手摺の立ち上がりの木製幕板を私の一存で全部しちゃったのですが、今は収拾のつかない状態に陥ってます。
鉄骨の錆落し、錆び止めとペンキ塗りはほぼ終了。そう、ほぼです。毎度の事ですが  "全部とか完璧に"  とはいえないのがミソ。最後のフィニッシュの手前でいつも脱力して気が散り、放ったらかしてしまう癖があるのです。仕事だとそんなことはないしないのにな...   当たり前か。
せっかく幕板を外したので、ちょっと漂白してオイルを塗り直す作業を始めてしまいました。木が経年変化でシルバーグレーになっていくのはとても好きなのですが、陽の当たらない所には黒カビが出て臭いので、それは落としたいのです。この作業は3年振りかも。1本これをやったら全部の幕板をやらないと変なことになるので足抜けできなくなりました。
気温は高くはありませんでしたが、始めのうちはお日様が出ていたので肉体労働をしているとTシャツ1枚でも正直暑く感じました。しかし、そのうち空が暗くなり、ポツポツ雨が降り始め、それがシャラシャラと音を立てるみぞれに変わり、雷まで鳴り始めてしまいました。デデは家の中でうぎゃうぎゃ言っています。こんな天気になるなんて予報してたっけ...   天気予報は私が最も愛するテレビ番組なのですが、見逃してたのかな? 
漂白し始めたら途中でやめるわけにもいかず、凍り付きながら鼻水を垂らして結局6本だけどうにか美白。でも6本では全体の一割にもなりません...

とにかく外した幕板が邪魔なので、オイルフィニッシュした物はどんどん取り付けているのですが、まだそれも2割程度でこれが終わるのはいつのことやら。困ったことにこのせいで物干竿を取り付けられず、ずっと洗濯物が干せずに不自由な暮らしを続けています。また、こういう時に限って外に干したい大きな洗い物が出るのはなんでだ? ミンモが寝床で嘔吐、デカ過ぎて洗濯機に入らない=脱水できないベッドパッドやビーズクッションを洗って乾かすまで何日かかったことか。


終わってないペンキ塗り...
手摺の支柱の脚元はデッキも外さないと塗れないのですが、邪魔なデッキ材を全部外して危険な穴だらけにできなかったので、一部後回しにしたところが放ったらかし。ペンキはは2度塗りはしたいから手摺の脳天も後もうひと塗りはしなくちゃいけません...

庭は庭で...
剪定した枝も全部片付け切らずに後もうちょっとのところであっちこっちに散在しています。片付けなくちゃ...

雨が降る度葉っぱがどっさり落ちるので、散歩の後イヌ達を玄関に待たせて寒い中、道の掃除だけはしました。
これではメンテナンス係という家の奴隷のような気分にもなります。でも、つい最近新しい電動工具を買ってしまい、けっこう喜んでいる自分が居るのも事実です ヽ('▽')ノ

さて、私が外でまたまた鼻を垂らしながら落ち葉を片付けている間、イヌ達は勝手に中に上がったりせず、玄関の土間で待っています。この後ご褒美が待っているから彼等は幾らでも待てるのです。
散歩の後はかなり落ち着いて私に注目し続けることができるので、一方的に彼等に私の真情を吐露する事がたまにあります。
おうちの作業はチョビっとしか進まなかったけど、あなた達はちっとも困らないから良いよね〜、ゆっくりやりましょ〜。と言い訳するも、彼等は当然理解はしていません。
理解できぬ事を聞かされて、シニアのミンモはウィンクしたりベロ出したりと表情筋エクササイズで暇つぶしをし始めましたよ。

ToDoリストの中にはやり残しが山程あって、項目自体なかなか減っていかないのですが、ともあれこの日できる範囲内で少しは先に進みました。夕方散歩が終われば、あとはイヌ達といちゃいちゃするだけなので幸せな気分にはなります。もちろんビールにもありつけます。


夕飯も終わって、寝るまでの自由時間のイヌ達。

それぞれ勝手に好きな事をしたり、じゃれ合ったりしますが、最後は寄り添ってもぞもぞしてるミンモとデデ。
一日の終わりにいつもこの姿を見られるのは幸せなことです。でも、これ見て一日の疲れはもちろん取れず、一気に眠くなって私は先に寝潰れてしまいます。

性格上、いいやいいや、今日できる事は明日やろう、今年ダメなら来年でも良かろうとつい思ってしまいます。あれから何も手を付けていませんが、洗濯物だけは年内中に外で干せる状態にしてみせましょう。もう、乾燥機だけに頼ると効率が悪過ぎるったらない。愛すべき毛深い彼等は洗濯物をたくさん出すのです。

   
 

2013年12月14日土曜日

赤い服




半年前と同じ所で定点撮影。
でも、後ろにある木の殆どが常緑樹だったので季節の移ろいを大して味わうことができない場所だと分かりました...




まとまった雨が降った後だったので、葉もだいぶ落ちて明るくなっているであろう公園に移動しました。ここは落ち葉がどっさりです。
イチョウの木の下の赤い服着たイヌ達。


カエデの木の下の赤い服着たイヌ達。


山の上の赤い服着たイヌ達。


赤い服着た待つイヌ達。
彼等は遊びが始まるのを待っているのです。

近頃、夕方のいぬ広場にはなかな行かれず遊び不足なので、朝の散歩でちょこっと遊んじゃいます。

獲物は季節季節で変えるつもりはありませんが、今は鹿狩りシーズン。
バンビちゃんはデデが咥えられる大きさなので腹の足しになるには程遠いです。思えば彼等はたまに鹿肉を食べていますが、私は暫くありついてません。このおもちゃを見ていたら無性に食べたくなってしまいました。今度都会に出たらデパ地下あたりでゲットしましょう。



ところで、私は地味色のイヌ達に赤い服を着せるのが大好きです。


これから周囲が彩りを失っていく中で益々着せたいところなのですが、この時期になると赤い服を着たイヌ達を見た人達から必ず同じ言葉を何度もかけられます。サンタさん?  クリスマスだねって。しかし私は、これを言われるのが正直辛い。私はサンタクロースを思い浮かべると気持ちが沈む。子供の頃の嫌〜な想い出が甦ってきてしまうのです。
私は3年保育でプロテスタント教会が経営する幼稚園に行かされました。兄達は2年保育からだったのに、なんでだ? そして、入園式の記念撮影で隣に居た女の子に影でお尻をつねられ、いきなり登園拒否児となりました。
身体の不調を訴えては休み、もちろん仮病。わざと違う靴を半足ずつ履いたり、サンダルを履いて家を出て、送迎バス乗り場までの道中でそれに気付く振りして引き返し、バスに乗り損ねてお休みとかを繰り返していました。幼稚園に行っても誰とも口もきかず、遊ばず、弁当の時間だけが楽しみでした。当番で回って来る食前のお祈り係は苦痛だったけど。
で、誰とも遊ばないのでいつもボケ〜っとしていたわけですが、ある日園内の桜の木によじ登り、枝をワシャワシャ揺らして楽しんでいる小僧達を私は眺めていました。それを見付けた牧師でもある禿げ茶瓶の園長が頭から湯気を出して、側に居た園児諸共片っ端から拳骨を食らわせました。大人から理不尽な仕打ちを受けたのは生まれて初めての経験だったと思います。当時3歳。
さて、幼稚園ではクラスごとのクリスマス会で園児達が生誕劇を演じるのですが、私は羊飼い達にイエスキリストの誕生を知らせる天使役を毎年させられました。先っちょにお星さまの付いた棒を片手に持ち、白いベールを被って、みんなの前でくるくる輪を描いて回るだけなのですが、人前で何かをするのは私としてはとても恥ずかしいことでした。蛇足ですが、クリスマスシーズン以外のお芝居は決まって浦島太郎。私はいつも鯛や平目、これまたクルクルゆらゆらしてるだけ。因にマリア役と乙姫役も毎年同じ子で、日曜学校に真面目に通う子が演じていました。高校時代のクラスメートに同じ幼稚園出身の子がおり、社会の仕組みをあの時学んだと言ってたっけ。
話がそれてしまいました、今でも忘れないクリスマス会でショッキングな事。会の最後に大きな袋を背負ったサンタクロースが現れたのですが、扮するは私をぶん殴ったあの園長。
こいつがサンタさん?  子供の味方、子供の人気者であるはずのサンタクロースをあの園長がしゃあしゃあと演じているではありませんか。こんな奴でもサンタになれるのかよぉ〜(泣)、かなり憤慨し、がっかりもしたのでした。


サンタ、サンタ、サンタ。今回の散歩でも3度言われてしまいました
あゝ希望を失ったあの時の思いが甦る…   
最も身近な存在であるイヌ達がサンタクロースに喩えられる事で、あの無念が執拗に付いて回り、私は呪われたかのような気持ちになってしまいます。なので、赤い服は暫くの間お休みです。


   
 

2013年11月24日日曜日

イヌとミカン




散歩では先ず本門寺の山を眺めるのですが、今年の紅葉は特にしょぼい気がします。まだ暖かいからなんでしょうか...



それでも、しょぼいまんま葉っぱはどんどん落ちてきます。この時期、山ではそこらじゅうで落ち葉の片付けのためにブロアーの音が鳴り響いています。でも、吹いても吹いてもすぐ落ちてくる葉っぱ達、この作業で後ろは振り向いてはいけないのだそうです。


で、我が家の草木がどうなっているのか気になったので、散歩の後、荒れ放題の庭へ。水やりの必要が無くなってからというもの、庭に出ることもしていませんでした。

今年は梅雨明けがあまりにも早く、梅雨時期にやるはずの剪定を怠けました。 夏は暑過ぎてとてもじゃないけど木に上れません... 不健康に茂り過ぎて風通しや日当りが悪かったせいか、残念なことに紅葉の代表格なはずのカエデ達はちっとも奇麗に色づかず、チリくしゃと茶色く貧乏ったらしくなっていました。
カエデと並んで鮮やかに色づくはずのヤマハゼもイマイチ。これはウルシの仲間なので有毒です。
うちにはもう1本ヤマハゼがあるのですが、放っておいたらどんどん大きくなって、剪定が大掛かりになってしまいました。ちょん切る枝の大きさも量も半端なく、その度に樹液にやられてしまっています。それでも紅葉が見たくて更に植えたのがこの株。こちらは毎年根元から切って何年経っても小さいまんまにしています。

これは、今年この庭で咲く最後の花、ホトトギス草。小学生の頃習っていた習字の先生の庭から株を分けてもらったのが、あっちこっちで咲いています。
ミンモと花は似合いませんね…

上を見上げると実が幾つか成っていました。今年は柑橘類のあたり年だったのか例年の倍以上です。

でも、きっと不味いのでしょう、うちの者達が食すのを見た覚えがない。私も一度も食べたことがないのです。今回はミカンを数個ゲットして家に入りましたが、そのまま食べたら顔が歪みそうで、どうやっつけたら良いものかアイディアも浮かばず、ちょうどデデが居たので彼の頭の大きさと比べてみました。
ミカンの径は5.5cm、温州みかんの規格だとSサイズです。
デデの頭はうちのミカンより大きいことが分かりました。3Lミカンよりちょい大きめの頭です。200gちょっとかな?   軽っ


このミカン、しばらく無造作に床に転がしていましたが、ボール型のおもちゃとも、大好きなフルーツだとも認識されなかったようです。やっぱり、いつも通りそのまんま木に成らせておけば良かったかも... と思いました。

   
 

2013年11月12日火曜日

広い海にも行きました




イヌ達と一緒に東京湾の隣へ。




ここには広い広い海ともりもりと木の生い茂る山があります。
一時間もあれば着く場所なので以前はしょっちゅう来ていましたが、2年程とんとご無沙汰。釣りや船遊びにミンモとデデを付き合わせ、思えばそれぞれの海デビューもこの相模湾でした。


今回の目的は友人を訪ねること。

実は、大した遠出ではないため気軽な気分でミミデデのごはんの用意をすっかり忘れました。持って出たのは散歩グッズとロングリード&ハーネス、タオルと着替えのみでした。ごはんがないとはつゆ知らず、よそ様のお宅訪問に喜び、我が家の如く寛ぎ放題のイヌ達。
このままシカトして私も一緒に寛ぎっ放しでいたかったのですが、楽しいお泊りでメシ抜きでは彼等にとってのそのおうちの印象も悪くなってしまいます。苦しみの腹ぺこ館はもう嫌だ、と脱走でもされたらまずいので、街までひとっ走りして食料とペットシーツは調達しました。どこに行こうが、何が出ようが、食欲は衰えないので斯様な事態でも楽ではあります。だからといって忘れて良いとはいきませんが、月を旅する訳でもあるまいし、食材はどこでも手に入るので身軽さの点では現地調達もアリかな、とも思いました。

食にはこだわりはないものの、こと寝床に関してはこだわりイヌのミンモは好きな場所を見つけて必ずそこで寝ます。彼にとっては寝心地だけでなく、その家の中での位置も重要らしい。このおうちにも大好きな場所があります。それは居間中央にドーンと置いてある超巨大なソファー。多分、みんなが必ず集まる家の中心にある部屋だからかな。それぞれ寝ているあっちの人もこっちの人も気になり、みんなの動きを把握できる場所に居れば安心なのでしょう。言い換えればみんなを監視している番犬かも。我が家にお客さんが泊る時も必ず居間で寝てるし... この日も夜中私の寝ている部屋から抜け出し、朝までその超巨大ソファーにぽっちり寝ていました。確か、以前お邪魔した時もここに居たはず。その時は同じく遊びに来ていた初対面のお客さんが寝ていたのに、そこに潜り込んで一緒に。


四六時中おしゃべりと飲み食いに夢中だったお出掛けでしたが、もちろんイヌ達もビーチで遊んだり、
山歩きでは、生まれて初めて見る木の電柱におしっこを引っ掛けたりもしました。
また、常に食べ物がどんどん出て来るおうちに戻れば、昼寝もせずイヌ達も張り切ってミーティングに参加もしました。


今回は2軒のおうちにお邪魔したのですが、印象的だったのはどちらでもイヌ達はその家で一番パワーを持つ家の主人にべったりとはり付いていたこと。私はスピリチュアルな分野には明るくないのですが、両家の主人は尋常でないポジティブなエネルギーを持っているのだそうで、それも関係してたのかな... やはりその場で誰につけば徳で安心なのかが分かるのでしょうか。終いにはその主人に寄り添い寝こけた挙げ句、大鼾をかいて我々全ての会話を掻き消してしまいました。今回会ったのはイヌは大好き、でも、ウンチとオシッコしなければ楽でイイのにな... と口を揃えて言う人ばかり。多分、あれからは鼾もそれに加えられたことでしょう。
でも、きっと彼等は  "おなら"  と云う秘密兵器をまだ知らない...



いつもイヌ達との楽しい散歩を頭に描きながらも、どうしたことか、私は近くに良い所があったことをすっかり忘れていました。ここは渋滞が無ければあっという間、またぷらっと来ちゃいましょう。