昔、近所の友人の家ではシェルティーを飼っていました。名は花子。
おうちの中では花子の尻尾に紐が結ばれていて、紐の先っちょにはお雑巾がくっ付いてました。付けたのは友人のお父さん。自分が落とした分は自分で回収させるんだとか...
我が家ではそんなことはしませんが、自主的にお掃除するイヌが一匹。
この毛布はお掃除用ではなく、起き抜けミンモにくっ付いてきました。 |
ミンモはもちろん孝行者なわけではちっともありません。これは少しばかり、いや、かなり恥ずかしい事かも... 他の犬は先ずしないだろうから。
私はイヌ達に対してどっちが先とか決めてはいませんが、爪切りだけはいつもミンモが先。血管の透けて見えるミンモの白い爪の伸び具合を見て、デデのも含めてその日どれだけ切るかの目安にします。
で、ミンモの爪切りが終わってデデのを切っている間、ミンモは私の足元でウロチョロします。先ず自分の切り落とされた爪の残骸をペロペロして拾い、デデのもパクパク。美味しいのかな... 意地汚いったらありゃしません。普段、草やウッドチップなどの拾い食いはデデが断然優勝なのですが、ミンモは何故か爪が大好物。ウシのヒヅメは堅くて歯が折れちゃうし、ヒヅメエキスのついた口鼻まわりはデデに舐められ続けてよだれ焼けするため、とんとご無沙汰なのでそれが恋しいのでしょうか。
そんな訳で全部ミンモが回収してくれているため、デデのを切り終わる時には床に爪はひとつも見当たりません。
ミンモよ、お掃除ご苦労さんと言いたいところですが、爪はなくなってもおヨダが付いて床はペトペト。やっぱりその後私がちゃんと掃除をするのでした。雑巾掛けは立ち上がる時に腰がイテテとなります。布でも敷いた方が良いのかな...
いつも飢えている姿をみんなに曝しまくっているイヌ達。
"ちゃんとご飯あげてないんじゃないのぉ〜?" といつも嘲けり笑われていますが、こんな事書いたら今度は虐待に値する程の扱いをしていると思われちゃうかもしれません。
けど、そんな事は決して無いのです。悔しいので、一度お腹が破裂するくらい嫌という程食べさせ、飢えてない姿をご披露してみたいとは思いますが、本当に破裂するまで食べ続けたらどうしましょう... やっぱ、できませんよね。