2012年3月31日土曜日

イヌの社会科見学 2







前回の社会科見学は、第三次産業を学ぶ見学、それも元三業地を訪ねましたが、今回は第二次産業です。


アクセサリーに全く興味がないのに燻し銀みたいに見える小っちゃい物が欲しくて、でも予算がないからナンチャッテを金物工場に作りに行きました。
携帯電話だって小っこくって煩わしいのに、更に小さなアクセサリーの材料なんか知る訳がない。いや、それで大きな物だって作れるかもしれないけど、私には縁のない物です。正直、燻し銀がどんな状態の銀かは恥ずかしながら正確なイメージは持ってません。
地味な...  黒ずんだ銀?
昔、母が琥珀とトルマリンの何かを大枚はたいて衝動買いして私に自慢したけど、その時の言い草がなんとも酷いもんでした。どうせあんたにゃ価値が分からないから、死んだら兄の連れ合いに貰ってもらうと...
もちろん、それにはちっとも興味はありませんでしたが、朝っぱらからこんなことを聞かされてさすがに腹が立ち、その日は仕事に出たきり帰りませんでした。家を出る時そう決めたのです。
え〜ぃ、私だって散財してやる!自分にご褒美だぃ!
明け方まで飲んで、そこの絵描きバーテンダーのデザインした  ¥1,000(私にしてみればとても高価)のTシャツに着替えて家に戻りました。
それ見て、あんたも新しいもん買ったのねぇ、いくら?なんて鼻で笑われ、益々腹が立ちました。




さて、この工場は知り合いのやっている所なのでイヌ達は何度も行っています。工場の人達もウチにも来てくれているからここに到着すると大興奮です。
ただ、工場自体には入らせた事はありません。床には金物の切り粉(きりこ)が落ちているいるため、ペロペロ床掃除をするイヌ達には危険です。オフィスの床には切り粉は落ちてないけど、機械油がしみ込んでいるので、肉球にオイリーな汚れが付いてしまうと洗ってもなかなか取れなくなってしまいます。なので、オフィス内ではちょっとだけ放牧はするけど、私を待つ間はいつもこんな感じ。2時間おきくらいに外に出して散歩はします。


袋詰めのイヌ達

顔を出してちょいと息抜き


”ご主人様とは何処までも”  なんてイヌ達に思っていて欲しいと願い、私に付き合わせはしますが、ホントのところどうなんでしょう。退屈してるかな?
私も根を詰めて何かをする気力が年々減って来ていてすぐ飽きちゃう。気分転換に一匹ずつ抱っこして工場内を見学しました。



ここはヨットのマスト製作がメインの工場ですが、変な人達がやっているのでそれ以外のヘンテコな物作りにも付き合ってくれます。
私はここで色んな機械を触らせてもらい、結構楽しんでいます。一番面白いのはやっぱり旋盤。中身の詰まった塊を削って形を作るのはとても面白いです。他にもそれ系の工作機が色々あります。更にここにはコンピュータ制御されている機械は一切ないので、ヒトの勘でちまちま作れるアナログ感がなんともいえません。
でも、美味しい匂いがしないのでイヌ達には... (◎_◎) ン?のようでした。



高速を使っても片道2時間以上、行くにはちょっと不便でイヌ達にも負担かしらとは思うけど、一緒に行ける所はなるべく一緒に行きたいです。
これからの季節、遠出して海にも山にも遊びに行きたい。それを思えばこんな移動は屁みたいなもんだと彼等に言い聞かせ、また、一人では超退屈な車の移動も彼等と一緒だと苦ではなくなり、私は感謝もするのでした。


   
 

2012年3月21日水曜日

わけありのイヌ達





今年はやはり例年より寒いです、この時期ミモザがやっと鮮やかな黄色になりました。私は寒い頃から春にかけて咲く花の中で黄色いのが一番好きです。ロウバイ、レンギョウ、トサミズキ等々、気持ちが晴れ晴れします。春分の日は久々にスッキリ晴れたので、ずっとしまっていた物を虫干ししました。





干されているのは子供の頃から持っている大事なスヌーピーです。私は携帯電話は壊し続けて来ましたが、縫いぐるみを斯様な姿にする程野蛮ではありません。
犯人はパピーミンモです。他人の物なんぞど〜でもよいと考えていた母が無責任に与えて一緒に遊んで、あっという間にこんな姿にさせてしまいました。もちろん私はそんな無神経な彼女を非難し、ミンモから取り上げ隔離し、以来5年以上、彼の目には触れさせていませんでした。私もそんな姿を見るのは悲しく、むかっ腹も立つので収納の一番上の段に寝かせあまり見ないようにしていました。

スヌーピーを睨みつけるミンモ、こうまでしてまだやる気なのか...  ちょっと心配になりました。


片耳と鼻がもげてます。鼻はないのに白い鼻毛がぴろ〜ん。よく見ると目玉の毛糸もほころんでます。Tシャツも着ていたのですが、ボロボロに引き裂かれたので捨てました。
可哀想に...こんな姿になってもニコニコしてます。

恐る恐るスヌーピーを下ろしてイヌ達に接近させてみました。

ミンモはもげた耳の根元がとても気になるみたいでした。自分の仕事っぷりを確認でもしているんでしょうか。バカ者めっ!

デデとスヌーピーはこれが初顔合わせです。

デデには破壊の危険性はありませんでしたが、放っといたらしつこいペロペロ攻撃を始めました。更に獣臭が加わるのはもうご免です。

ミンモにも何時スイッチが入るか分からないので記念撮影して終わりにしました。それにしても両端のイヌ達、ワルそうな顔付きをしてます。育ちが表れるのかな?






耳にプツプツ禿を持つイヌ、耳も鼻もないイヌ、耳が欠けちゃったイヌ、色んな事情で特徴あるイヌになりました。


因にデデの耳禿。2月中旬には毛が生え揃い、耳の欠けたところを隠せるようになりました。

   
 

2012年3月19日月曜日

大きな家



最近ヒト様のおうちでお泊りづいているイヌ達、お掃除の間バリケンの中へ。


それにしてもデカイ!XLサイズ。4枚折りのヒト用毛布が小さく見えます。イヌ達もこれまた小っちゃい。今まではサークルだったのですが、今回は屋根付きで夜もここで寝たそうです。
翌朝、まだ就学前のお嬢さんが、暫く一緒にこの中で寝てたんですって。デッカイなぁ。送られて来たこの画像サイズもデッカかったです。スマホ恐るべし。
小さな物の扱いが超苦手で直ぐぶっ壊す乱暴者だし、携帯メール打つのも見るのも大嫌いだしで、いくら惹かれても持ってはイケナイ多機能携帯電話だと諦めています。


   
 

2012年3月16日金曜日

それぞれのカボチャ





直島、瀬戸内海を臨むカボチャ。
もう何年も前、台風の時に波にさらわれプカプカ漂流しているところを漁師が連れ戻して来てくれたと島の人が教えてくれたっけ。その後いつも同じ場所に居るからちゃんと緊結されているのかな?
鑑賞する芸術品なので食べれません。

これもカボチャ。
福島第一原発から30Km圏内、太平洋を臨むカボチャ。
これは食べられなくなってしまいました。

震災から一年、前後してカメラに収まったカボチャたちです。元食用カボチャは父の実家のあった敷地内に転がってました。


数年ぶりに行った直島の港は特にフェリー乗り場が整備され、がらっと変わっていました。あれ?っと思ってしまいました。ただ、その変化にではなく港がちゃんと機能していることに対する驚きでした。
東北の港周辺には今ほとんど何もありません。それに見慣れてしまっている自分に気付かされました。