2015年5月31日日曜日

イヌの健康 目玉編




ミンモの目の手術から3ヶ月が経ちました。



その間、肝機能がイカレたこともあり、術後3ヶ月間でよくみられる合併症の予防薬の内服を控えていたのですが、幸い今のところ良い状態を保っています。

ミンモは...

秘密基地で遊ぶこともできてるし(遊ばせ方はチョット変わったけど...)

春には桜も、

新緑も楽しみました。


この合併症は、房水の中に脂肪の結晶が出来ることで、眼圧を下げるための目玉 (結膜下) に設けたチューブシャントの入り口を塞いでしまう症状で、飲まなかったのはこれを防ぐための高脂血症の薬でした。これが出ると緊急オペか痛みに苦しませての失明かの選択しかないのです。
術後短期間のうちにまた眼をひん剥くなんて...


3ヶ月経った今も房水は奇麗に澄んでおり、瞳孔の形も歪んでないから水晶体の脱臼も進んでいません。
また、病院からは眼圧計を借りており、日々ミンモの眼圧を知ることができているのですが、私にはこれが精神衛生上とても良いのです。
ついでにデデの目玉も測っちゃえるし。

そして、眼圧計を携え4月5月と旅行へも、
そして海の幸も思う存分
楽しむ事ができました。



さて、緑内障。
これは決して治る病ではなく、かといって放っておくわけにもいかず (急性な水晶体亜脱臼があったので) 、今回手術に至りました。ただ、合併症はいつか必ず出ると術前に説明は受けています。

シャント手術の合併症。
房水の排水用のシャントの入り口が目詰まりする以外にこれからは出口も… なのです。
イヌの場合異物に対する反応がヒトよか何倍も敏感なせいなのか、目玉に貼り付いてるチューブシャントに繊維膜が形成され今度は出口を覆って排水を妨げてしまい、眼圧が再上昇するのです。その場合、排水を邪魔する膜を引っ剥がすか、新たにシャントを他の位置に付け直す手術をするかの方法がとられるそうで、これも実に恐ろしい。
出口が塞がるのが明日なのか数年後なのか、これは誰にも分からぬ事で、目玉を持っている限りこれからずっと付きまとう心配事ですが、これ以上はその時のミンモの状態と相談していくしかありません。ただ、痛みからだけは解放させてやりたいな。最終的な痛みからの解放は眼球摘出なのだけど...

また、緑内障は片目に発症すれば必ずもう片方も。予防をしなければかなりの確率で短期間のうちに発症します。今は目薬でなんとかそれを延ばそうとしているわけで、どれくらい後にどれくらいの発症率かのデータもあるけどそれを知って何が変わるでもなし、今やれる事をするしかないと思ってます。


手術は左眼。
白目と虹彩の境界の上半分に沿ってメスを入れたため、白目部分が少し盛り上がり、術後は白目が目立つようになりました。



で、術前にも聞いたことだけど、運動制限はあるのか...
先日、術後3ヶ月目の検診でもう一度聞いてみました。

サッカー、特にヘディングはダメ...
水晶体亜脱臼なので頭部への衝撃はNGなのです。でも頭をブリブリ振るくらいでは水晶体は脱臼しない。もともとサッカー犬ではないので、これにはあまりがっかりはしませんでした。
ただ、自分のおもちゃを自慢したい仲間の居る大好きな「いぬ広場」は、小さくて何処かにぶつかる恐れがあるのと、見せびらかしたい仲間に囲まれテンションも上がり、おもちゃを追い掛ける時に慌てて頭から転ける事が多いため、今までどおりとはいかないでしょう。

では、何ならして良いのか。

ランニング、水泳はOK。
プールも再開したいので、ずっと遅れている (4ヶ月前から) 混合ワクチンを早いとこ打ってもらおうと思います。



ぶ