渡世人のmimi太郎は、生後2ヶ月にして母と生き別れとなりました。父は生涯身を固めることはなく、あっちゃこっちゃに居るmimi太郎の異母兄弟姉妹達は数知れず、相当な遊び人でありました。
が、しかし...
そんな父にも情というものがあったんだかどうだか。
mimi太郎を生んだ母と約一年後に再会し、mimi太郎と同じDNAの二男一女を共同制作したのでありました。
ある日のこと。風の便りで、真の弟達であるその二男達が共に兵庫県内でそれぞれの家庭を築き、幸せに暮らしていることを知ったmimi太郎。以来、"弟達に会いた〜い" との想いをどんどん募らせながらも、月日は経っていきました。
そして数年後…
戯曲「瞼の弟 ♪」より
ってなわけで、ミンモの弟達に会いに行ってきました。兄弟会はお江戸からほぼ600kmの淡路島。
会の前日に我々は淡路島へ。
宿には日没前に余裕で到着し、部屋に荷下ろしもせずに缶ビールを散歩バッグに忍ばせ、速攻で海へすっ飛んで行きました。ここは瀬戸内海、波の無い海はイヌ達にとって初めてです。水面がてれ〜んとまったりしているので彼等には抵抗ないみたい。
拾い食い王者のデデはどうやらこの時から海藻を盗み喰いしていたらしい… 翌晩から海臭いPP祭りを派手にやらかしてくれました。
翌朝。
もちろん夜明けと同時に海へ。久し振りの海散歩三昧で私は大満足です。イヌ達は眠そうだったけど。
さて、この旅のメインイベント兄弟会。
目の前に生の弟達が居るのはマジ感動もんでした。やっと会えたその弟達はミンモみたいな顔してるし。
弟のジゴ (滋悟郎)
弟のぶぶ (ぶぶざえもん)
同胎兄弟同士のジゴとぶぶ。
おふたりさんは、母さんの腹の中で取っ組み合いをしていた事をたまに思い出すらしい。
で、その日あの島で兄弟達は...
芝生広場で仲良さそう、に遊んだり
お花畑で仲良さそう、にほほ笑みながら寄り添ったり
実に盛り沢山なお楽しみづくしの一日を満喫しました。
父さん母さんが同じなもんだから、ジゴにもぶぶにもミンモっぽいところが沢山あって、ふとした瞬間にミンモが2匹、3匹に増えたりする。そのたんびハッとしたり、ジ〜ンときたり、更に得した気分にもなりました。
来る前は心配なこともあったけど、"べっちょないで〜" って言葉で気が楽になり、実現しちゃった兄弟会。本当に会えて良かった。淡路島も最高〜。
みんなのお蔭で思い描いていた以上の素晴しい想い出を作ることができ、ミンモとデデと一緒にまたここに戻って来ようと決めました。そう、まだ食べてない旨いものがいっぱいあるし。
もちろん、江戸にも遊びに来て欲しいな… 来るには相当デカい車が必要らしいのだけど、家財道具でも積んで来るんだろか。
弟達よ、また遊ぼ!
ぶ