イヌの移動教室 _１

東京都の教育委員会は公立小・中学校の移動教室の実施にあたり、以下の様な目的を掲げ、重要性を謳っています。

学校が実施する「自然教室」及び宿泊を伴う「移動教室」は、豊かな

自然環境の中で、楽しく規律ある集団宿泊生活を通じて人間的な触れ

合いを深めるとともに、自律的に生活する態度を育てるなどするもの

であつて、人間性豊かな児童・生徒を育成する上で極めて重要な教育

活動であります、云々。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ミンモとデデは学童にもなっていませんが、普段遊ぶ本門寺公園いぬ広場が日頃の教室のようなもんです。
お教室の中では出来の悪い方に入りますが、そんな彼らにも...
　　　　豊かな自然環境の中で、
　　　　飼い主達のお楽しみ本位の楽しい集団宿泊生活を通じてイヌ的な触れ
　　　　合いを深めるとともに、
　　　　さすがご主人様は偉大だと依存的に生活する態度を育て、
　　　　イヌ性豊かなイエイヌを育成する上で極めて重要な教育活動
を体験させようと、移動教室を実施しました。


ヒトの少子化とは関係ありませんが、イヌ達も40頭教室にはならず、面子は４頭。移動はダンプの様なデッカイ車で快適快適。

たかさんことあほの タカ・・・ださんとよっこさんちのポメの恋(レン)

ぼぶぞうだゾウさんちのフレブルbobu

mimmo

dédé

教室の移動先は伊豆半島の西っ側。辿り着くまでに時間はかかりますが、駿河湾は日本で一番深度が深い湾だけあって海がとても美しく私の大好きな場所のひとつです。
乗り物大好き、運転大好きのたかさんは、おトイレ休憩にちょうど良い間隔で観光案内してくれ、おまけに車に戻る際には足拭きのサービスもしてくれるのでまるで大名旅行のようです。

最初の観光スポットは明徳寺のトイレの神様「うすまさ明王道」。下の病に御利益があるとされていて、お土産も申又(さるまた)とかズロースとかです。

写真には収めていませんが、明王様御本体の在る場所にはいくつか性器の形を模した硬そうなオブジェが転がっていました... 

ここにはイヌ達は入れないので、たかさんが一緒にお寺の階段の下で待っていてくれています。

みんな良いコに待っていたのでしょうか

上出来です、では、ご褒美

ミンモとデデ、ご褒美に夢中で私を無視

やっと気付く

ご褒美ではないけど、サワガニ

お次ぎは、マイナスイオンを浴びに浄蓮の滝へ。伊豆最大級の名瀑です。

イヌのくしゃみ爆弾は浴び慣れていますが、潤いのある爽やかな滝霧は比べものにならぬ程心地良かったです。イヌ達も気持ち良さそう。

その後、森の中の旧天城トンネル（1904年完成　石造道路トンネルとしては、日本に現存する最長のもの　全長445.5M　国の重要文化財）を抜け、下田に降りて向かった先は伊豆半島最南端の石廊崎でした。

海に向かって立つと左が相模湾、右が駿河湾になります。みんな首刎ねちゃってごめんなさいね。風の強い日で御髪が激しく乱れてしまい、リタッチのしようがありませんでした。

風は強かったのですが、かんかん照りでベロ出し生徒さん達も数名。

そして、断崖絶壁の先っちょに居るにもかかわらず、開放感からかゴロンしてウネウネを始める生徒さんも。

石廊崎の突端付近には石室神社という神社があります。

そこでツアーガイドのたかさんが記念にペットの御守をボブ、ミンモ、デデに買ってくれました。交通安全、健康長寿祈願です。やはり肉球のシンボルは指が４ヶですね。デデは３ヶだけだけど...

恋は既にここを訪れているので普段からこの御守を付けています。初めての移動教室ではないということは...　さては恋、留年したのかな？


石廊崎を過ぎると西伊豆に突入です。その前にみんなトイレ。行く先々良く管理された公共トイレが必ずある日本は素晴しい国です。生徒さん達には関係ありませんが...

さて、西伊豆の海っぺりの道に出た頃にはしっかり午後っぽい日差しに。

朝６時に出発し、大磯で朝食におにぎり食べて（私はam 3:00前に第１回目の朝ご飯を食べました）、この時点でお昼ご飯は食べていません。でも、トイレの神様の参道入口で食べた焼き草餅（たかさんがご馳走してくれた）のお陰で昼飯抜きでも全く問題なし。
宿は持ち込み可なので、後はコンビニにでも寄って酒宴のためにどっさり買い込めば良いだけだったのですが...

この章終わり

ぶ