2014年9月7日日曜日

どこでもミンモ







もしかして。
薄々感じてはいたものの、思い過ごしなのかも...って気持ちもありました。



家の中では殆どの扉を開けっ放しにしています。
1階納戸は落雷時にミンモが避難する場所なのでその扉も半開きです。そこは建物の中心に在り、外部から最も遠い場所だから安心なのでしょう。ゴロゴロバッシャーンが始まるとミンモが超猫背になってトボトボと消えてく場所。その時は私のどんな呼び掛けにも反応せず、独りでただひたすらそこで恐怖に耐えるのです。



恐怖への対処の仕方はイヌそれぞれです。地震雷の時にはデデは外に向かって吠えたり唸ったりガン飛ばしたり、無駄な事をやらかします。







イヌ達には状況によって安心できる場所を選んで欲しいと思うので扉を明けっ放しにしている訳ですが、ただひとつ閉めっ放しの扉が1枚。ここまで侵入されるとお掃除大変になっちゃうので一部屋だけは普段使わない開かずの間がひとつ。のはずでした。




実はその部屋、随分前から開いちゃう間だったらしい。


実際、居るはずのない開かずの間のベッドに寝そべるミンモを発見するケースがここのところとても多く、また扉を閉め忘れちゃったのかしらん、いかん、いかんと思っていたわけでしたが、ある日お客さんに現場をとうとう目撃され、ばれちゃいました。
ミンモがあの部屋に入ってっちゃったよ〜。
来客に興奮したミンモがお客さんと一緒に遊ぶおもちゃを探し、開かずの間に侵入したのでした。その日は取り込んだ洗濯物をたたむ間が無く、ポーンとその部屋に投げ入れたので、その後扉をビシッと閉めた私の記憶に間違えはありません。
やっぱ、やられてたんだ...
見れば確かに開けちゃった扉廻りの壁が怪しく黒ずんでます。


実は、家の扉を明けっ放しにしている理由にはもうひとつ、"扉を開ける時にミンモが鼻を使い、壁を汚すから"  というのもあるのです。鼻で引き戸の戸先をグイと押せばミンモには簡単に開けられる仕様になっているのでした。

たとえばここ。 (ここの漆喰は軽く補修したので写真だと分かり辛いです。)
床から20cmを中心とした所がばっちいです。ミンモは生後半年頃まではこの部屋で主に過ごしました。ガラス入りの重たい扉を易々と開けるミンモを見て、鼻面と頸椎が随分と丈夫なイヌだこと…と感心しました。

そして、ここも。
床から20〜30cmの所がやられてます。ここは汚れだけでなく左官が削れて禿げてるし。この部屋に自由に居られる様になった頃は身長も伸び、前出の扉廻りよりも汚れる所も少し高くなっています。これはミンモの成長の証です (笑) 


こんなことになってしまったので、この2枚の扉は絶対に閉めないと決めました。おかげで冬の暖房の効きが非常に悪いです。



そして今回のこの引き戸。
ヨゴレは床から30〜40cmの高さ。
他の所より10cmは高いです。
ミンモが成長し続けてこうなりました〜!  ではなくて、これは開け方の違いに因るものです。
ここでは扉の戸先を鼻で押して開けることはできません。だからこの開き勝手なら絶対に開けられないだろうと私は確信していたのですが、ミンモは工夫して開けることに成功していたのでした。上を向いて下顎、唇を押し当てて器用に扉を開けるのです。
やるじゃん、ミンモ。
恐れいりやした。私の知らぬ間に家の中ではどこでも行けてたわけです。
しかし、この壁もいずれ削れちゃうんだろか...




いったい、100%自由に  "好きな所にいつでもどこでも"  な日々をいつ頃から送ってたんでしょ。そして、今まであのベッドでどんだけ寝ているんだろか。お泊りのお客さん達に好評のシモンズベッド。元は私のだけど、セミダブルでは私にはまだまだ狭くて安眠できないあのベッド。(だからお布団敷いてます。落ちないから。)
私は仮眠目的で、仕事の途中で床に崩れ落ちて気絶してしまうこともあるのですが、その後のからだの痛いこと、痛いこと。そんな思いをする事自体、イヌ達には阿呆らしくて到底理解できないでしょう。
生活の質においては彼等の方が遥かに上を行ってるのは確かです。



ぶ   
 

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