10月の終わり、定期的に検査していたミンモのレバーの謎を明らかにするためにCT検査を受けました。もしかしたら生検も受けるかもしれなかったので、同時に両方可能な病院を紹介してもらいました。
昨年中のミンモは数々の病院を泊まり歩き、まるでVETミシュラン調査員のようでした。
で、結果を先に書いときますが、先天性の疾患「肝微小血管異形成」。
肝臓の仕事は多岐に渡って複雑なので簡単に書くのは... とは思いますが、あえてここでは乱暴に。 てか、正直全てを理解できないので分かる範囲でのメモ。
・肝内の小っちゃな動脈系と静脈系が肝細胞をシカトして、ショートサーキットを起こし、栄養摂取も解毒も上手く出来てない。
・肝臓自体が小さいだけでなく、肝内血管も細く、細胞が元気ないので肝臓のお肉は美味しくない状態。
・投薬や手術で治る病気ではない。
持参した来院前の検査データを見た段階で「門脈低形成」の疑いと言われたのだけど、どうやらこの肝微小血管云々は門脈低形成の軽度の状態らしいです。で、繊維化が進んで重度なのが肝硬変。
また、今回これが分かったので生検までは至りませんでした。
肝臓のCT画像 : お肉付きレバーから血管のみへ
肝臓のCT画像 : お肉付きレバーから血管のみへ
イヌの場合のCTには全身麻酔が前提です。じっとしてくれないから。
でも、検査に入る前にミンモの病歴を見たCT担当の獣医から麻酔はしたくないと言われてしまった。肝臓に負担が掛かってしまう事だし、検査ごときで命の危険にさらしたくないってことなのです。
たしかに...
しかし、ここで止まってしまえば前に進めません。麻酔の導入から覚醒まで全ての正しい管理をお願いして検査へ送り出しました。
結局、CTは無事に撮れ、前記したとおりの診断結果が得られたわけです。それも無麻酔下で。
実はCT検査、麻酔前の鎮静剤を投与した段階で心拍数が半分に落ちてヘニャヘニャになったところで撮っちゃったのでした。もちろん心拍数を上げる投薬をして元に戻したのですが。
元々ミンモは徐脈傾向にあり、診察台に乗ればドキドキして普段よか心拍数が上がってるはずなのですが、それでも平均より低いのでした。
話はそれるけど、実は私も徐脈。あと5回少なければ失神するって言われた事があります。怠け者の心臓。
最初意味がよく分からず、ポンプの筋力が強靭な立派なハートと褒められたのかと思ったら、脳が虚血になって阿呆になると遠回しに医者に言われました 笑。
という訳で無麻酔でミンモはCTにおさまり、今まで飲んでた利疸剤に加えて、ヘパテクトプラスというサプリメントを日に2錠、そして療法食を指示されました。薬を飲ませるため程度の肉なんかは問題無し。因って手作り食はデデと同量になりました。
輪切りだけでない今のCT技術により、CT画像でもしっかりミンモ。
ミンモの3D CTに喜んで記念撮影なんかしちゃって...
CTでもちゃんとカメラ目線。
ピンボケだけど骨までミンモ。
今回CT撮影は無事出来たものの可哀想だったのが、造影剤の副作用。これはかなり応えてその日の晩ご飯は一口も食べれませんでした。
私自身、CT検査なんぞ受けた事もないので、どんだけ辛いか知る由もなく、心配で夜間病院に電話してしまいました。昨年3月に肝臓がイカレて緊急入院した病院です。
前回は直ぐにでも連れて来いだったけど、今回は様子がこれ以上おかしくなったらいつでもどーぞでした。
実際、日付が変わる頃には少し楽そうになったので、薬を飲ませようと肉片を差し出したところ、ペロリ。
ペロリはしたけど、すぐさま苦虫を噛み潰したような今まで見たことのない変顔になって嚥下に苦労したため、その晩の給餌は諦めることに。
幸い、翌朝にはいつものミンモに戻り、前日の不調が嘘のようでやっと安心できました。
その後CT検査を受けた人達にこの話をしたところ、色んな重い副作用に苦しんだと聞いて私はビックリ。丈夫なのか鈍感なのか... うちの者達には造影剤の副作用の例がないのでした。
お腹切らなくてもはっきりわかってとりあえず一安心。
返信削除これからはサプリと食事でうまく付き合うしかないのかな?
しかしミンモのモニュメント凄いなぁ。
しっかりカメラ目線だし(笑)
無麻酔でCT撮れるならジゴも意識レベルが低い時に撮れたかも
はっきりしないまま逝かせてしまったから今だに何かできることが無かったか後悔してる
ジゴに怒られちゃうね(苦笑)
去年はジゴがお星様になったし、
ミンモの肝臓がクラッシュしたり
鼻に異物が発見されたり大変な一年やったけど
今年は申年
災いもサル
ビシャちんのお目目が落ち着けば
参勤交代に行きたーい!
さっちゃん へ
削除腹を割くことなく謎が解けた !!
漢字だらけの先天性の病気だったんだけど、今後のミンモへの対応の方向性がはっきりして、もやもや解消。
レバーの検査も3ヶ月に1度で済むよ!!
CT画像は検査技師とミンモは会話しながら撮ったのかな... ってくらいのカメラ目線でしょ 笑
今回無麻酔で撮影は出来たものの造影剤は身体にかなりの負担をかけてしまった... 最悪ショック症状も起こしちゃうくらいだからね、もうしたくないな。
去年は思いの外病院漬けでハラハラの一年だったけど、ジゴとの辛い別れが、何といっても一番ショックで今も悲しい。
さっちゃんのことを思うと胸が裂けそうだ。
ビシャちんのお目目の傷はしっかり治ってもらいたいから、さっちゃん点眼頑張って !!
参勤交代 笑
こりゃいいねぇ♪ ジゴビ藩の若殿ビシャと婆やが人質として江戸暮らし!
楽しみにしているよー。
ぶ